1/26 (水)
1/23 (日)
地面に潜った場合の重力
コインランドリーで洗濯をしている時に少年ジャンプの44号(コミック13巻収録)があったので読んでいたのだが、その中の「トリコ」の中に噴飯もののセリフがあった。
ここは人間界から見て海抜がマイナス2万メートルの場所
その名も「アングラの森」
地上よりも"地球の核"に近い分重力がより強く作用しておる。
現在ワシらの体重は恐らく地上の数倍じゃろう
これは逆だ。
重力は距離の二乗に反比例するので、地表だと高いところに登れば登るほど重力は小さくなる。 しかし地面の下の方に潜っていった場合には、重力の大きさは地球の中心との距離に比例するので、地球の核に近づくだけ重力は弱くなる。
というのも地球の重力を計算する場合、地球の中心の1点に地球の全質量が存在するように仮定をおいて計算を行なう。 これは地表においては正しい。 しかし実際には地球の重力は、地球を構成する全ての物質が各場所で引っ張りあった引力を合成したものだ。
仮に地球の中心までの穴を空けて、私がその中を降りていったとする。 地面に潜った位置を地表を R=1、地球の中心を R=0 の相対距離で示す。 地球の中心から R の球を描いた時に、球の内側にある物質は私を地球の中心に引っ張る「重力」に加わる。 球の内側の質量は地球の全質量の R3 倍になる。 一方、重力は距離の二乗に比例するので 1/ R2 となる。 引力は (質量) / (距離)2 なんで、R3/R2。 結局、球の内側にある物体が生み出す重力は地表の重力の R 倍になる。
一方、球の外側にある質量は 1 - R3 もあるのだが、球の外側の構成要素は私を地球の中心ではなく地表に引っ張っている。 ただし地表と言っても、自分が潜ってきた側の地表に引っ張る引力、地球の中心を挟んで反対側にある地表にひっぱる引力と力の向きはバラバラである。 あらゆる場所から引っ張られた結果を合成すると、私にかかる引力は打ち消しあって 0 になる。
結果、地面に潜った場合の重力は球の内側の寄与分だけになる。 そのため地表で 9.8 Kg重の重力は、地球の半分の位置では 4.9 Kg重という寸法だ。
まぁ、あまり深く考えなくても地球の中心は無重力ということさえ知っていれば、地面に潜った場合の重力は想像できると思われる。
1/10 (月)
テオ・ヤンセン展〜生命の創造〜@日本科学未来館 (公式)
お台場の日本科学未来館で開催中の「テオ・ヤンセン展」は来月の半ばまでなので、病身を押して観て来た。 テオ・ヤンセンはオランダのアーティスト。 多足動物に似た歩行するオブジェクトを作り続けている。ビーチアニマルというらしい。
この時期のお台場は海から冷たい風が吹きつけてトテモサムイデス。
展示会の入り口には氏の設計を元にしたビーチアニマルのデモ機を実際に操縦することができる。 骨格部分を握って荷車を押すような感じで押すと、足の部分がぐにょぐにょ動いて進むのだ。
過去に製作されたビーチアニマルの「化石」。 今はもう動かない。
展示の目玉は(本来)風力をうけて自走する10メートル長のビーチアニマルのデモンストレーション。 スタッフの人が実際に操縦して見せてくれる。 華奢な構造のオブジェクトだがスタッフの人は割とラフに扱っていた。 見かけよりは丈夫なようだ。
1/5 (水)
神奈川に帰還
風邪は直らないが明日から会社なので川崎に帰還する。 帰りは新幹線の指定席がとれたので、途中で倒れるのは避けられそうだ。
新山口駅の新幹線のプラットフォームは凍えるような冷たい風が吹いている。 小雨もちらつく。
新横浜に到着。 固形物が食べ辛いので Soup Stock Tokyo でスープを食べて帰る。
1/2 (日)
マザーボードの電池交換
2003年の暮れに実家のために買った DELL の Dimension 8300 (2003年12月4日、2003年12月30日) が、マザーボードの電池が切れそうで、起動時に Alert! System battery voltage is low.
というメッセージを表示するようになった。
ボタン電池の CR2032 型を入れ替えると警告メッセージは消える。
ネットで調べても DELL の Dimension 8300 のボタン電池交換の話が多いが、このタイプはなにか電池の消費が激しいのかしら?