NAKAMURA Minoru の日記 (2009年3月)

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3/23 (月)

[MyPC] I/O DATA DVR-AN20GL を購入

自宅 PC に付いている PLEXTOR の PX-760A では読めない DVD-ROM があって、 泣く泣く新しい DVD-ROM ドライブの購入に踏み切る。

新横浜のビックカメラで探すと、 内蔵タイプだと -R 機能の付いてないドライブはほとんど売ってないし、 あっても -R 機能付きと値段が変わらん。

とりあえず値段の安さに引かれて I/O DATA から出ている DVR-AN20GL というのを買ってかえる。


3/15 (日)

アパートは雨戸が外れて

昨日の夜は風が強くてバタバタバタバタ音がすると思ったら、 今日起きてみると部屋の雨戸が外れてベランダに倒れているよ。

ここにアパートに住んで4年以上が経つが、 風が吹くたびにバタバタ音をたてていたものの正体がようやく分かったよ orz


3/14 (土)

最近読んだ本

もうひとつの視覚―〈見えない視覚〉はどのように発見されたか (メルヴィン・グッデイル、デイヴィッド・ミルナー著、鈴木 光太郎、工藤 信雄訳)
Book Cover Book Cover Book Cover 盲視(blind sight)という 現象を知ったのは V.S. ラマチャンドランの 「脳のなかの幽霊」「脳のなかの幽霊ふたたび」だったと思う。 盲視は、 脳に損傷を受けて眼が見えなくなった患者の中には、 外界の環境を「視る」ことができないにも関わらず、 ポストの口の位置を認識して手紙を差し入れたり、 障害物を除けて歩行したりすることがでできて、 視覚情報を使った行為をなすことが可能な人がいるという現象だ。

盲視の発見以前から、 バリント症候群と呼ばれる視覚運動失調が知られていた。 バリント症候群は、 物体を視て知覚することはできるのに 手を伸ばそうとするとうまく握れなかったりする視覚運動失調が生じる。 ポストの入り口を見てその口の位置を説明することはできるのに、 手を伸ばして手紙を差し入れようとするとうまく入れることができないという。 ここから 人間の視覚は眼球から映像情報を得ているのは間違いないが、 それを処理する脳の仕組みは「知覚のための視覚」と「行為のための視覚」の二つに分かれているらしいという 仮説が提示されていた。 このモデルを裏付けたのが本書の著者の研究である。

本書は二人の著者が一酸化炭素中毒で盲視に近い状態に陥った患者 DF (イニシャル) の協力のもと、 さまざまな実験を通して二つの視覚の謎に迫って行く課程や、 他の研究者による発見を紹介している。 著者らが DF に会ったのは 1988 年からはじまり、 この 20 年ほどの神経科学の発展が綴られる。

3/8 (日)

シロアリとハミルトンの血縁淘汰説

シロアリは一つの巣の中で女王アリと王アリが代替わりしながら繁殖するのだが、 ヤマトシロアリは女王アリが単為生殖で自身のクローンを作って継承するらしい。

女王シロアリ、子供は後継にせず…王の血を入れないワケは?
特集 どうぶつ広場

女王の命は永遠? 日本に多いシロアリ「ヤマトシロアリ」の女王は、自分の死後の後継者となる新女王を、王と交配しない単為発生で産むことを岡山大の松浦健二准教授(昆虫生態学)らが発見した。新女王はこれまで、王と女王の娘と考えられてきたが、実は自分自身の“分身”で、女王の座を守り続けていた。17日から盛岡市などで始まる日本生態 学会で発表する。

シロアリは最初に1匹ずつの王と女王が巣を作り、働きアリや兵アリ、生殖能力を持つ羽アリなどを産む。

松浦准教授らが、ヤマトシロアリの生態や遺伝子を詳しく調べたところ、女王は通常、王と交配して産卵するが、うち2〜5%は単為発生で産み、それが新女王になることがわかった。

巣が大きくなると、働きアリなどを増やす必要が出てくるが、女王だけでは産卵数が不足しがちになると新女王たちが王と交配し、家族を増やす。20〜30年生きる王に比べて女王の寿命は5〜10年と短いが、分身がさらに分身を産むため、巣が存続する限り、初代女王と同じ遺伝子の女王が君臨し続けることになる。

(2009年3月8日03時14分 読売新聞)

この記述を読んでリチャード・ドーキンスの 「利己的な遺伝子」の ハミルトンの血縁淘汰説を扱った箇所に シロアリについての述べている節があったのを思い出した。 少し長いが引用してみる。

(補注) 本文280頁「…膜翅目の雌の場合、父母を共有する姉妹に対する彼女の血縁の濃さは、 自分の子供(雌雄を問わず)に対する彼女の血縁の濃さを上まわるということになる」

ハミルトンの理論にとってこれもまたしばしば厄介な存在とみなされるシロアリについても皮肉な事情がある。 なぜなら、シロアリの社会性の獲得に関するもっとも巧妙な理論の一つを1972年にハミルトン自身が示唆しており、 しかもそれは単・二倍数性仮説の見事な相似型とみなしうるからである。 循環的同系交配理論とでもいうべきその理論は、 普通はハミルトンが最初にそれを発表してから七年後のS・バルツの業績とされている。 まことに彼らしいことだが、「バルツ理論」を最初に思いついたのは自分だということをハミルトンはすっかり忘れており、 彼を信用させるために、私は彼自身の論文をハミルトンの鼻先に突きつけなければならなかった! 先取権の問題はさておき、その理論は大変おもしろく、初版でそれを論じなかったのが悔やまれる。 そこで以下に欠如を補っておくことにする。

この理論は単・二倍数性仮説の見事な相似型である。 それは次のような意味だ。 社会進化の観点から見ると、 単・二倍数体の動物の本質的な特徴は、雌の個体が、子供より弟・妹に遺伝的に近くなりうるということである。 これは、雌が、親の巣を離れて自分の子供を産み育てるよりも、親の巣に留まって弟・妹を育てようと傾向を促す。 ハミルトンは、シロアリの場合も兄弟間のほうが親子間よりも遺伝的に近くなるうる理由を考察した。 手がかり同系交配である。 動物がその兄弟と交配するとその子孫たちには遺伝的にさらに均一になる。 ラット(シロネズミ)はどんな研究所の系統であれ遺伝的にほとんど一卵性双生児に近いほど均一になっている。 それらの個体は連綿と同胞(兄弟姉妹)間の交配を繰り返して生まれてきたからである。 専門用語でいうなら、それらの個体のゲノムは同形接合の程度がきわめて高い。 すなわち遺伝子座のほとんどにおいて二つの遺伝子は同一になっていおり、 同時にその系統の他のすべての個体の同じ遺伝子座の遺伝子群とも同一になっている。 私たちは自然の中で近親結婚的な交配の長い連鎖に出会うことはあまりない。 しかし一つ重大な例外がある。 それがシロアリなのである!

典型的なシロアリの巣は、 王アリと女王アリのロイヤル・ペアによって創設される。 ペアは一方が死亡するまで互いに相手とだけ交尾をするのである。 一方が死亡するとその替わりに子供がおさまり、 生き残った親個体と近親交配をおこなう。 一代目のペアがそろって死亡した場合は雌雄の子孫個体が近親婚的なペアを作りその位置を埋める。 等々。 成熟したコロニーはすでに数代にわかって女王と王を失ってきている可能性があり、 数代を経た後の子孫個体たちは実験室のラットと同じように同系交配の度合がきわめて高くなっている。 年を経て、女王・王の繁殖ペアがその子孫に次々に入れ換わってゆくにつれ、 平均的な同形接合の度合や、平均近縁係数はどんどん高くなるのである。 しかしこれはハミルトンの議論の第一段階であるにすぎない。 彼の卓抜なアイデアはこの次の段階である。

どの場合も社会性昆虫のコロニーの最終生産物は、親のコロニーから飛翔して交尾し、 新しいコロニーを創設する有翅の繁殖虫である。 これらの新しい王と女王が交尾する際には、その交尾は同系交配でない可能性が高い。 実際、おそらく異系交配を促すため、 一定地域の異なるシロアリの巣が同じ日に有翅繁殖虫を放出するように仕立てている特殊な同調機構のようなものがあるように見える。 そこでAコロニー由来の若い王個体とBコロニー由来の若い女王の交尾の遺伝的な帰結を考えることにしよう。 両者はそれぞれ強い同系交配の結果うまれた個体である。 すなわち両者は同系交配を繰り返す実験室内のラットと同じような存在である。 しかし、両者は互いに異なる独立の近親交配プログラムの産物なので遺伝的に異なっているだろう。 ちょうど別の研究室に属する白色ラットの系統と同じようなものである。 両者が交配すると、生まれる子供はきわめて強い異形接合の状態となる。 ただしすべての個体が一律にそうなのである。 異形接合とは多くの遺伝子座で二つの遺伝子が互いに異なる状態であることをさす。 一律に異形接合的であるというのは、ほとんどすべての子孫個体がまったく同じ状態の異形接合になっているということである。 彼らは兄弟姉妹同士それぞれ遺伝的にほとんどまったく同じであり、 しかし同時に極度に異形接合的なのである。

さてここで一気に時間を進めてみよう。 創設ペアを擁するコロニーはかなり大きくなった。 内部的には遺伝的に同一でかつ異形接合的な若いシロアリたちが多数暮らしている。 ここでロイヤル・ペアの一方あるいは両方が死亡するとどうなるだろうか。 かつての近親婚のサイクルが再び始まり、目覚しい効果が現われる。 近親交配によって生み出された最初の世代は、 前の世代にくらべて一気に変異をます。 兄弟姉妹間の交配だろうと、 父娘間あるいは母息子間の交配だろうと、事情にかわりはない。 どの場合も原理は同じだ。 しかし兄弟姉妹の交配を考えるのが一番単純だ。 雌雄が同胞で、同一の異形接合状態にある場合、その子孫は組み換えによって遺伝的にきわめて多様な存在となる。 (中略) 私たちの当面の視点から重要なことは、 シロアリのコロニーの発達の段階では、 個体は潜在的な子供より同胞(兄弟姉妹)と特に遺伝的に近くなっていることである。 そしてこれは、単・に倍数体の膜翅目のケースで見たように、 利他的な不妊ワーカー・カーストの進化の前提条件になりうるものである。

(1991年版 では p.507、下線は nminoru)

ヤマトシロアリのように女王アリが単為生殖すると、 最初の下線のように兄弟姉妹が遺伝的に同一になる傾向が強くなる。 王アリについては女王と先代王の間の子なので、 巣の中のアリは段々と女王アリの遺伝子に近づいて行くことになる。 とはいえ王アリが30年生きるなら巣が100年持っても3世代ぐらいしか代替わりしない。

逆に女王アリが単為生殖しないとすると、 王アリが生き続けたまま女王だけが入れ替わると女王アリの遺伝子が 1/2 → 3/4 → 7/8 と王アリの遺伝子に近づいて行って、 巣の中のシロアリは王アリの遺伝子で寡占されてしまうことになる。 女王アリの単為生殖はこれを防ぐための適応だろうね。


3/1 (日)

東急東横線で見た光景

東急東横線の列車の座席に敷物が引いてある!!
捲って確認しなかったが、何だったんだろう。 誰かがげろでも吐いたか?


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