3/30 (水)
Docker Registry の UI
Docker Private Registry は https://github.com/distribution/distribution でオープンソースとして公開されており、https://hub.docker.com/_/registry でそれ自体がコンテナとして配布されている。 これを使うと簡単に構築することができる。
ただ Docker Private Registry は、メンテナンス機能の UI が不十分で、登録されたコンテナイメージの一覧を見たり、削除したりする簡易な UI が存在しない。 Docker Registry HTTP API V2という形式で API を使うことができるが、人間が直に叩いて操作するのは困難だ。
そこを補うために Docker Registry に対して HTTP API を発行し、コンテナイメージ一覧を可視化したり、コンテナイメージの詳細情報を取得したり、コンテナイメージを削除したりする Web-UI が開発されている。 以下は、私が見つけたそのような Web-UI の一覧である。
Name | Delete | Token-based auth |
---|---|---|
hyper/docker-registry-web | ? | No |
klausmeyer/docker-registry-browser | Yes | Yes |
jc21/registry-ui | Yes | ? |
joxit/docker-registry-ui | Yes | ? |
parabuzzle/craneoperator | ? | ? |
konradkleine/docker-registry-frontend | ? | ? |
ekazakov/docker-registry-frontend | ? | ? |
3/19 (土)
yum リポジトリから rpm パッケージだけをダウンロードしたい
CentOS 7 で yum リポジトリから yum instal でパッケージをインストールすることができるが、RPM パッケージを取り出すには yumdownloader を使うといい。
yum-utils をインストールする。
yum install yum-utils yumdownloader (パッケージ名)
3/18 (金)
電源ケーブルの形状
電源ケーブルのプラグとソケットには NEMA 規格と IEC 60320 規格があることにようやく気づく。
IEC-60320-C14 | IEC-60320-C13 | PC の電源ユニットの差し込み口によく使われる電源プラグの形状。 ラックマウントサーバーの電源プラグの形状もこれ。 |
IEC-60320-C20 | IEC-60320-C19 | IEC-60320-C13/C14 と似ているがあまりみない電源プラグの形状。 200V 系で使われるようだ。 |
NEMA 5-15P | NEMA 5-15R | 15A-125Vの電源プラグの形状。 アース端子があることを除くと家庭用の100V電源で使われる形状。 |
NEMA L5-15P | NEMA L5-15R | 15A-125V で接続するための電源プラグの形状。 重要システムで勝手に抜けることを許さない場所に使用する。 |
NEMA L6-15P | NEMA L6-15R | 15A-200V で接続するための電源プラグの形状。 NEMA L5-15 と似ているがサイズが異なるので全く入らない。 |
参照
- 富士通 NEMA規格(ネマ・ニーマ規格)
- エイム電子会社 プラグとソケットに関して
3/15 (火)
Docker 領域のディスク容量の拡張
Docker は /var/lib/docker/ に格納されているが、これを拡張する場合の手順をメモを置く。
ディスクの追加
新しい /var/lib/docker 用のディスクを追加する。
追加されたディスクは lsblk で確認できる。 ここでは /dev/sdb とする。
lsblk
fdisk を使って /dev/sdb 内にパーティションを作成。 ディスク全体をプライマリーパーティションとすればよい。
fdisk /dev/sdb
以降は LVM の場合の処理。 /dev/VolGroup01/docker を作る。
pvcreate /dev/sdb1 vgcreate VolGroup01 /dev/sdb1 lvcreate -l 40703 -n docker VolGroup01
作成した /dev/VolGroup01/docker をフォーマットする
mkfs.xfs /dev/VolGroup01/docker
ディスクの追加
systemctl stop docker
/var/lib/docker のコピー
元の /var/lib/docker/ の内容を新しいボリュームにコピーする。 そのために適当なディレクトリ
mkdir -p /mnt/docker/ mount -t xfs /dev/VolGroup01/docker /mnt/docker/ rsync -aXS /var/lib/docker/. /mnt/data/docker/ umount /mnt/data/docker/
/var/lib/docker の切り替え
/var/lib/docker をコピーした新ボリュームに切り替える。
mv /var/lib/docker /var/lib/docker.backup
/etc/fstabs に /dev/VolGroup01/docker を /var/lib/docker にマウントするように設定する。
/dev/VolGroup01/docker /var/lib/docker xfs defaults 0 0
再起動して docker が正常に動作すれば成功。 /var/lib/docker.backup は不要なので削除する。