11/27 (土)
[Movie] ミラベルと魔法だらけの家
チネチッタで『ミラベルと魔法だらけの家』(原題: Encanto)の字幕版を観る。 ディズニーのアニメ映画おなじみの魔改造邦題だ。
リメンバー・ミーはスペインが舞台だったが、今回はコロンビアが舞台だ。 Netflix の『ナルコス』で見たような中庭のある大きな邸宅が印象的だ。 コロンビアは熱帯性の気候だし、開けっ放しの構造は熱を逃がすためのものらしいが、虫が大量に入ってこないか心配だ。 舞台にちなんでカピバラやバクが登場する。
ストーリーはリメンバー・ミーほど整理されておらず、とっちらかった印象を受けた。 ミラベルがなぜ魔法が使えないのかは、祖母のアルマが魔法を使えない時点で理由を想像できた。 魔法の家カシータ自身がアルマの魔法 → ミラベルが魔法の家を再建する、というのがプロットだが、なぜミラベルにその役目が託されたのかという理由付けが弱く感じる。
[Movie] EUREKA/交響詩エウレカセブン ハイエボリューション
TOHOシネマズ川崎で『EUREKA/交響詩エウレカセブン ハイエボリューション』を観る。 2作目(2018年11月16日)のラストから10年後が舞台。 3作で関係しないのではと危惧したが、個人的には1作目からのケリがついたと感じる。
エウレカの声優は名塚 佳織だが、成長したエウレカの声はなんだか林原めぐみがあてているように聞こえるよ。
11/13 (土)
[Movie] ほんとうのピノッキオ
TOHOシネマズ川崎で『ほんとうのピノッキオ』の字幕版を観る。
イタリア製作の実写映画だが、カルロ・コッローディの書いた『ピノッキオの冒険』の原作に忠実。 ちょっと不気味なピノッキオの造形と各俳優の演技が素晴らしい。 今年見た映画の中では一番だ。
11/10 (水)
Azure Virtual Machine のネットワーク
Azure の Virtual Machine 用のイメージは AWS 用のものと比べて作成が難しい。 一言で言うと Azure 用の VM(カスタムOSイメージ)は para-virtualization 用のものを作成しないと、起動すらしない。 特殊なのはネットワーク部分で、一般的なイーサーネットワークインターフェイスを仮想化していないかららしい。
例えば VMware の場合、ゲスト VM を作成するとランダムな MAC アドレスが生成・付与される。 しかし Azure VNET 内の各 VM の NIC はMAC アドレスが全部 12:34:56:78:9a:bc になっている。 複数の VM があっても全部同一の MAC アドレスがついていることが分かる。 イーサーネットの仕組み上これでは通信ができないのだが、para-virtualization ドライバー経由で L2 のパケットが転送されてゲスト OS 上からは分からない仕組みで通信が出来ている。 これに関係するのか、ゲートウェイなどに ICMP がとならないので ping や traceroute は通じない。
Azure 用のカスタム OS イメージは 2020年10月11日の日記で苦労しているが、この特殊な作り方は Azure 固有のものだったようだ。 結局、Linux カーネルをカスタム OS イメージにするには以下の3点を守る必要がある。
- (1) Linux カーネルのブートイメージ(initramfs イメージ)に Azure VM 用のドライバーを含めること
これを怠るとそもそも起動しない。
- (2) Newtork Manager はオフにし、DHCP を受理すること
VM に IP アドレスが設定されないため、サービスための通信ができなくなる。
- (3) Azure Linux Agent をインストールして、ブート時にスタートすること
Azure に VM が正常にデプロイされたことを通知できず、Azure Portal 上の表示がエラーになる。
また Network Manager は無効化しないと Azure Linux Agent は以下のような意味不明のエラーを表示する。
[ProtocolError] [CopyOvfEnv] Error mounting dvd: [OSUtilError] Failed to mount dvd device Inner error: [mount -o ro -t udf,iso9660 /dev/sr0 /mnt/cdrom/secure] returned 32: mount: no medium found on /dev/sr0
Azure VNET のトラブル
Azure VNET(Virual Networks サービス)は [DNS Servers] の項目を設定することで、VNET 内に DHCP で配布する動的 IP アドレスの DHCP 情報を配信することができる。 VNET 内に DNS サーバーを立ててそれを VNET の [DNS Servers] に指定することはできるが、もし DNS サーバーがダウンしているなどで名前解決ができなくなると、DNS が引けなくなるだけではなく、IP アドレスを指定してインターネットに出ることもできなくなるという現象に見舞われた。
DNS サーバーだけが落ちていても、DNS 以外は動作すると思えるが、なぜか広範囲に影響が及ぶ。 原因は不明。
参考
- [20190626][Cloud][Network] Azure Networkの動きを追いかけてみるなど (2019/06/26)
- Microsoft Azure Virtual Networkについて調べた資料 (2019/03/09)
- JVHOOF | Networking in Microsoft Azure - Part I (2017/07/30)