NAKAMURA Minoru の日記 (2007年3月)

[Food] 極楽汁麺らすた＠日吉駅

仕事帰りに日吉に途中下車してラーメン店の「らすた」に寄ってみた。 2月に一度行って見たときは改装中で閉まっていたのよね。 店の前には7,8人が並んでいて、20分ぐらい待たされる。

らすた麺を注文。 麺は太い縮れ麺。 スープは家系(というか?)。 海苔の下には油の層があり、ギトギト感がある。

らすた麺	上の海苔を食べたところ

5年ぐらい前なら喜んで食べていた味だが今の私には脂っこすぎる。 なんか最近はラーメンを食べても美味しいと感じれなくなっているよなァ… 老いたのか？

帰京

新山口駅(旧小郡駅)から神奈川に帰京。 今回は随分、慌しい。

駅名が変った時のモニュメント

在来線口は相変わらず

世情に疎い人間であるが、駅の売店に入るまで安倍総理が山口県出身とは知らなんだ。 山口県以外では入手不能なアレゲなお菓子が並んでいるので職場のお土産にする。

なぜか広島県限定プリッツ。
こちらは通販でも手に入りそう。

法事

帰省

明日は母の十三忌のため、昼過ぎから新幹線に乗って防府に帰省する。

動的エンディアン切り替え

あいかわらず Linux 上で IA-64 プログラムの世界に浸る。

IA-64 は little endian と big endian の両方をサポートしていて、通常のロード・ストア、割り込み時のロード・ストア、レジスタ・スタック・エンジンの3種類をそれぞれ別個に endian 指定できる(命令は常に little endian)。 一番最初の通常のロード・ストアは PSR の be ビットによって制御されているが、このビットは非特権モードでも書き換え可能だ。

例によって例のごとく無茶なコードを書こうとしているのだが、今回は動作中にエンディアンをパチパチ切り替えるプログラムが作りたい。 その実験を RedHat Enterprise Linux 4 U2 (2.6.9-22.EL カーネル)上で行っていたのだが、big endian モードで不正境界アクセスを起こすとすごい勢いでカーネルパニックを起こすことが分かった orz。

IA-64/Linux 上のアプリが不正境界アクセスを起こすと、unaligned reference fault が発生する。 それをカーネルがトラップして不正境界のエミュレーションをするのだが big endian 時の動作にはバグがあるようだ。
＃ IA-64/Linux は little endian が基本。

ここに偉大な教訓が得られた。

RHEL4U4 (2.6.9-42.EL) ではパッチがあたってバグが取れているが、テストされているという保証はないよなぁ〜。

Apache2 の External filter を使ってみる

HTML 内の URL を置換するコンテキスト書き換え型のリバースプロキシを作りたいのだが、リバースプロキシ機能を提供してくれるツールは色々あるが、コンテキスト書き換え機能は Java Servlet など割とヘビーな道具立てを必要とするものしか見つからない。

いろいろ調べて単純なキーワード置換だけなら Apache2 の Output filter 機能を使って実現ができると気づく。 A タグを探して URL を別の URL に書き換える Perl スクリプトを書けば良いようだ。

ExtFilterDefine filter-name1 mode=output\
    intype=text/html outtype=text/html cmd="script-path1"

ExtFilterDefine filter-name2 mode=output\
    intype=text/html outtype=text/html cmd="scripot-path2"

<Directory path-name>
    SetOutputFilter filter-name1;filter-name2
</Directory>

かたゆで

昨日、渋谷の Book 1st に寄った時に、レイモンド・チャンドラの The Long Goodbye の村上 春樹による新訳を発見。 派手な(?)ディスプレイがされていたので、興味はあるものの天の邪鬼な私は早川書房の方の「長いお別れ」を購入して帰る。

レイモン・チャンドラの生年は 1888-1959。 ダシ−ル・ハメットが 1894-1961 なのでだいたい同時代の人なのね。 現代には残っていないハードボイルな世界が、彼らが生きていた時代には本当にあったのだろうか。

ところで「意識の流れ」という文学上の手法があるが、それを探偵役に適用してミステリー小説は成立するのだろうか？ もしあるのなら読んでみたいところだ。 叙述トリックならなおよし。

[Food] bamboo＠表参道 (公式)

木下さんが今年の7月に結婚されるということで、その前祝に研究室のメンバーが集まって会食。
場所は表参道の bamboo というお店です。

お店の前	プライベートルーム
アミューズ	冷前菜 鮮魚のカルパッチョ グリーンペッパードレッシング	温前菜 春豆のリゾット 久慈藤鶏胸肉のスティームにフォワグラを添えて
肉料理 牛フィレ肉のロースト 各種キノコのクリームと赤ワイン風味のジュ	クリームブリュレと各種ベリーのデュエット	コーヒー・プティフール

参加メンバーは木下さん、中臺さん、上坂さん、井手さん、半田さん、辻夫妻、入江くん、田丸さん、馬場一家、滝田さん、ニコくん、高野くん、白石さん、私でした。 馬場家は長男もいらっしゃいました。

今日見た変な風景

表参道から渋谷に向かう道で見つけた光景。 逆光で見づらいけど、道路標識の柱に靴がぶら下がっている。

[Work] ラック作業

今日は一日ラックの取り付け作業。

2/23に来た hp rx2620 を含めて 4U×2台、2U×4台、ドロワー式KVM、ルータの取り付けを行う。 もう一台 4U の Primergy R450 があるのだが、ラックとレーンの間を止めるびみょ〜な金具を壊してしまって取り付けられなくなる。 む〜。

サーバは 200V の電源から取れるようにパワーディストリビューションユニット(PDU)も合わせて購入してもらったのだが、PDU のプラグとマシン室の床に配置したコンセントの形状が合わない。 型番で調べると PDU のプラグは L6-30P と呼ばれるものだが、床に出ているのと形状が微妙に違う。 このページを見ると間違い易いと書かれている「3324R」にそっくりな気がする。 工事の人の配線ミスね。

[Work] とりあえずできた

2/28からはじめた高精度タイマーはいちおう完成。 マイクロ秒の精度でシグナルが送信されるようになる。 3/2のような問題を解消してはいないけど…

[Linux] RedHat Enterprise Linux の命名ルールが変ったみたい

RedHat Enterprise Linux (RHEL) はメジャーバージョンの後に Update n をつけていたが、RHEL4 の Update5 から RHEL 4.5 という数え方に変えるようだ。

今回は Xen による仮想化の下方展開という特殊事象があるが、今後この X.Y という命名規則が維持されるのかしらん？

[CPU][Linux] チェックリスト

2/28から高精度インターバルタイマを作成し始めたが、いくつか疑問に思う点をチェックリストにしておく。

[Q1] タイマー割り込み中にタイマー割り込みは発生するか？

IA-64 のインターバル・タイマの割り込み発生時刻はインターバル・タイマ・マッチ・レジスタ(ITM or CR1)によって指定できる。 インターバル・タイマ・カウンタ(ITC)がITMまで進むと、インターバル・タイマ・ベクタ(ITV or CR72)で指定されたベクタ番号(IA-64/Linux では 0xEF)を持つ外部割込みが発生する。

問題が外部割込み発生中に再生設定した ITM を ITC が追い越した場合、タイマー割り込みが発生し未処理の割り込みとしてペンディングされるだろうか？ それとも破棄されるだろうか？

もし後者だとすると、下のようなプログラムで小さなαを設定すると、二度とタイマー割り込みが起きなくなるかもしんない。

unsigned long irqflags, itc;

local_irq_save(irqflags);

do {
  itc = ia64_get_itc();
  ia64_set_itm(itc + α);
} while(itc + α < ia64_get_itc());

local_irq_restore(irqflags);

追記：3/4

はっきりとした確証をえたわけではないが、PSR.i がクリアされて外部割込みが禁止されている場合でも、ITC が ITM を越えると割り込みが生成されるようにみえる。

追記：3/8

だいたい判明。

• タイマー割り込み中は ITC が ITM を越えても割り込みは生成されない。 ただし ITV を変更した場合は定かではない。
• タイマー割り込みの外側で PSR.i をクリアして外部割込みを禁止している場合、ITC が ITM を越えると未処理状態の割り込みが生成される。 ただし複数の割り込みがかかっても一つにまとめられる。

追記：3/10

調べ間違い。 タイマー割り込みの中でもITC が ITM を越えれば割り込みは発生していた。

[Q2] POSIXインターバルタイマーの requeue

POSIX インターバルタイマは一つのプロセス内で複数可能使用することが可能なので、先のタイマーが配信したシグナルが処理される前に、後のタイマーが発火してしまうことがある。

この場合、後のタイマーが周期的にシグナルを送信する periodic 型のタイマーなら今回のシグナルを送信を取りやめる(次回のシグナル配信で overrun counter を見れば何回スキップされたかは分かる)。

一方、後のタイマーが one-shot 型の場合はシグナルの配信が保留され、次の機会に改めてタイマー配信がなされる。

• 保留中のシグナルが次に送信が試みられるのはいつ？
• timer_getoverrunが返すタイマ満了カウントの単位はなんだろう？

実装依存のパラメータのようだが、オリジナルのインターバルタイマーと間隔や単位が変っても問題ないものだろうか？ オーバランカウントを利用しているプログラムってあるのかしら？

ジョージアのポイント

別に集める気はなかったのだが、缶コーヒーのジョージアを飲んでそのポイントシールをべたべた PC に貼り付けていると随分溜まりましたよ。 トホホ。